社風について(私どもの社風から
考える理想のお客様との向き合い方)
私どもは、法人ならびに各社員としての目標はありますが、各社員においてノルマはありません。他社においては、「月間目標売上〇〇万円」「毎月3件の契約を必達」というような月間の目標を社員に対して課している企業あり、また売上と給与(賞与)が連動している制度設計になっていることが多いかと思われます。この点、私どもは、そのような目標設定は、営業における弊害が大きいことに着目し、採用しておりません。弊害とは、簡単に言えば「今月中に契約をしなければ給与が下がる」「あといくら売上を上げないと賞与がもらえない」「今月の目標を達成しないと上司から𠮟責される」という金銭的あるいは心理的な理由から、お客様にご売却やご購入を急かせたり、月内の契約とするために十分にご検討いただく時間を設けないまま契約を締結しようとしたりする等、お客様のご都合ではなく、不動産業者ならびに担当者の都合で物事を進めていく危険性があることです。
この点、私どもは、お客様にはお客様毎のご都合があり、お客様毎の最適なペースがあるものと考えております。そのため、お客様に対するコンサルティングの結果、特定の状況によっては背中を押してあげた方が良い場合もありますが、月間での目標や売上を管理するようなことはしておりません。
また、私どもは、お客様と「長いお付き合い」になることを前提として長期的な関係性を構築したいと考えております。(理想としては、「親子3代にわたってお付き合いができる不動産業者」を目指しています。※)これは、地域を限定して営業をしていることも関係しておりますが、不動産に関するご相談は往々にして長期的な対応が必要になることもございます。そうであるにもかかわらず、「担当者が退職してころころ変わる」「2年前に相談したことを形にしようと思って連絡したら会社が倒産していた」等というご意見をいただくことがあります。これはお客様にご迷惑をお掛けするだけで、お客様の利益にはなりません。少なくとも、私どもは、そのようなことがないようにしようと社内で考え方や人事・給与における制度設計をしております。
このように、私どもは、お客様のご意向を踏まえて、しっかりとお客様と向き合えるように社内の制度および社員の意識を整えておりますので、ご安心してご相談ください。
※私どもの店舗にお越しいただいた方はご存知かと存じますが、店舗前に「ガチャガチャ(カプセルトイ)」を設置しております。近所のお子さんがガチャガチャで遊んでくれている様子を見かけますが、こうしたお子さん達がいつか大人になって、不動産に関する悩みや問題に直面したときに、「あっ、そう言えば、ガチャガチャがあったところ、不動産会社だったよね」と思い出してもらい、いつか私たちに相談をしに戻ってきてくれることを密かな楽しみにしています。